最近の子供たち
コロナ発生から瞬く間に世界中が恐怖と不安に巻き込まれて、そして目の見えない未来を恐れて生きています。
新生ジェリービーンを立ち上げた直後に襲われたこの現状。
元々大赤字で閉園予定の園を受け継いだ時点から大きな負担を抱えてのスタートだったのに、まさかのこのコロナ渦...
「私に任せてください!」と大口叩いてスタートしたものの、これは全く予想だにしていなかったこと。
それでも、なんとかやらなきゃとがむしゃらに走り続けて3ヶ月が過ぎて...
最近疲れが出てきました笑
なんだろ...体はもちろんの事、見えない不安との戦いに負けそうになることがある。
「無理なんじゃないか。続けられるのだろうか」
パワフルで敵なしに見られる?外見とは裏腹。膝を抱えて泣く事もあります。
しかしながら
朝重い体を引きずって出勤すると、変わらず元気な声で「Good morning!!」
と飛び込んでくる子供たち。
私の一言一言に、瞳をキラキラさせて、「Why?」と質問ばかりしてくる。
そう、生まれて数年しか経っていない子供達は、こんな世の中でも、土の中から出てきて仕切りに鳴くセミに驚き、ダンゴムシに大喜びして...
「コロナでこれができないから、どこにも行けないから」なんて言わない笑
私がこんな顔をしていたら、この子達の未来まで曇ってしまうから。
今、この時この時を思いっきり楽しんでもらえれば、この子たちがきっとジェリービーンを支えてくれるかもしれない。
そうやってなんとか毎日過ごしています。
しかしながら...
もう一つ心配なのは、小学生以上の子供たちのこと。
私は保育園が終わった後、小学生から中学生までのレッスンもやってますが
学校が再開した後、明らかな変化を感じています。
大幅に遅れた授業を取り戻すために、かなりのスピードで進む授業。
暑さの中マスクをして、そして相変わらずいろんな制限があり
小さな子供たちと違うから、この国に根付いている
「みんなと同じでなければいけない」
その思考はこの事態でもなかなか変わることはないのでしょう
明らかに子供達が困惑しているように見えます。
そして全員が声を合わせて
「リエ、遊ぼうよ!」
「何か作りたい」
思春期に入った子さえこう言います。
赤ちゃん帰り?とまではいかなくても、
なんとなく、なんとなくですが
昔保育園時代に私とやっていた事を懐かしむような
楽しかったあの頃を思い出しているのでしょうか
大人はイライラしている。
学校はグラグラしている。
そんな中、遊びたい!という子供の本能がムズムズしているように感じるんです。
勉強、大事ね。
学力、大事。
でも、これからは、一人一人がどう生きていくか。
幼い頃のように、驚き、笑い、夢を見るように
何でもいい。
生きる希望を見つけられるように
私が落ち込んでいる場合じゃないんだ
将来を悲観して、自分を否定して、大切な命を無くさないで。
きっときっと、君たちが生きててよかったと思う時が来るから。
遊びたい?よし、遊ぼうよ。
安心して心を解放させてあげられる場所が、
こんな小さなジェリービーンであるのなら
私はやはりここを守るべきなんだな。
そして自分自身も、大切にしていかなくちゃいけないな。
反抗期だからとか、もう大きいからとか、そうやって突き放すのではなく
迷える子供たちを抱きしめて、
大丈夫!って言える大人になりたい
心からそう思うこの頃なのです。
Rie Lily Yonehara
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